【7月15日市況】電気銅足元計算値は2290円へ続伸!LME銅が13500ドル突破×為替163円超で上げ基調強まる
週明け13日の3万円引き上げ改定(2,270円)から、国内非鉄相場の上昇圧力が止まりません。昨日現地14日の海外非鉄相場を反映した国内電気銅の最新計算値は、新建値をさらに2万円上回る2,290円(229万円/t)を記録しました。
新建値の2,270円に対して価格差がちょうど「プラス2万円」の改定ラインに達しており、本日15日(水)はさらなる引き上げ改定が発表される可能性が極めて濃厚です。
この上げ基調を牽引しているのは、底堅い海外実需に支えられたベースメタル価格の上昇です。LME銅はついに節目の13,500ドルを突破して13,541.0ドルまで伸長。さらに為替TTSが1ドル=163.34円と歴史的な円安水準を盤石に維持していることで、国内価格の急騰トリガーが再び引かれようとしています。
主要メタルの相場解説(7月14日現地実績)
1. 銅相場(LME銅が13,500ドル台乗せ、COMEXも急伸)
- LME銅: 現物セツルメントは前日(13日)比80.5ドル高の13,541.0ドルと大幅続伸し、13,500ドル大台を突破しました。さらに、13日時点のLME在庫は1,675トン減少して303,525トンまで減少。実需の引き締まり感が明確に価格を押し上げています。
- COMEX銅: 当限セツルメントのドル換算価格はトン当たり13,955.24ドルと、LMEを大きく引き離すきわめて強い値を提示しています。在庫は680,804トンとなっています。
- 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントも前日比1,090元高の104,350元へと大幅反発し、国内外で買い戻しが席巻しています。
2. 亜鉛・鉛相場(亜鉛・鉛ともにリバウンド継続)
- LME亜鉛: セツルメントは前日比18.0ドル高の3,589.5ドルと堅調。在庫は825トン減少して113,450トンと、一貫して引き締まり基調です。
- LME鉛: セツルメントは前日の1,832.0ドルから1,803.0ドルへと前場では軟調だったものの、先物終値に向けては1,866.0ドルと大きく買い戻される底堅い歩調となっています。なお、在庫は一気に80,700トン増加し370,075トンを記録しています。
3. アルミ・ニッケル相場
- LMEアルミ: セツルメントは前日比32.5ドル高の3,171.0ドルと上昇。在庫は1,625トン減少(284,600トン)し、下値を強く支援しています。
- LMEニッケル: セツルメントは前日比185.0ドル高の16,590.0ドルと急伸。出来高も10万枚を上回り取引が活発化しています。
主要指標・在庫一覧(7月14日現地実績)
※データ参照元:主要外電公表値(2026年7月15日付)
| メタル | LMEセツルメント | LME円換算値 | 現地在庫 (t) | 在庫増減 (t) | 上海(SHFE) 7月物 |
|---|---|---|---|---|---|
| 銅 | 13,541.00 ドル | 2,211,787 円 | 303,525 t | -1,675 | 104,350 元 |
| 亜鉛 | 3,589.50 ドル | 586,309 円 | 113,450 t | -825 | 24,665 元 |
| 鉛 | 1,803.00 ドル | 294,502 円 | 370,075 t | +80,700 | 15,825 元 |
| アルミ | 3,171.00 ドル | 517,951 円 | 284,600 t | -1,625 | 23,165 元 |
| ニッケル | 16,585.00 ドル | 2,709,811 円 | 274,704 t | 0 | 128,660 元 |
| 錫 | 53,900.00 ドル | 8,804,026 円 | 7,840 t | -115 | 411,130 元 |
貴金属・為替・原油の動向
貴金属市場は買い優勢(ゴールド4,060ドル、プラチナ大幅高)
- 金(Gold): COMEX金(8月物)は前日比52.6ドル高の4,058.3ドル/オンスと急伸。ロンドン現物引値も4,091.10ドルと強く、金は4,000ドル台をガッチリと推移しています。
- 白金(プラチナ): ジョンソン・マッセイ社のプラチナ建値は前日から9ドル上昇し1,644ドル、NYMEX当限引値も1,631.5ドルと大幅高。
- パラジウム: 同社建値は前日比22ドル高の1,299ドルとこちらも急反発しています。
為替・エネルギー環境
- 為替: 14日の東京TTSは1ドル=163.34円。ニューヨーク為替引値も162.23〜162.27円の高水準を維持。介入の実施が見送られる現状で円安が再度勢いを増しており、これが国内電気銅換算値を大きく底上げするパワーとなっています。
- 原油: WTI原油先物は前日比1.20ドル高の1バレル=79.34ドル。エネルギー市場も連動して買いが戻り、79ドル台後半へと急反発しています。
総括:
13日に電気銅建値が2,270円へと3万円引き上げ改定されたばかりですが、ベースメタル全体の急速な買い戻しによって、足元の市場理論計算値は早くも2,290円へと浮上しました。 LME銅がセツルメントベースで13,541.0ドルを回復した上、163.34円の強い超円安レートが掛け算されたことで、新建値に対して「プラス2万円」の価格スプレッドが確定。本日は一歩先行く「さらなる引き上げ改定(2,290円への上乗せ)」となる可能性が極めて高く、相場は極めて強固な「上げ基調」を継続しています。