今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/7/7】電気銅は2240〜2250円!据え置きか2万円上げか、微妙な改定ライン

【7月7日市況】電気銅足元計算値は2240〜2250円。現行2230円から「据え置き」か「2万円上げ」か、微妙なラインの攻防

週明け現地6日の海外非鉄相場と為替動向を反映した国内電気銅の足元計算値は、2,240円〜2,250円(224万〜225万円/t)の間に位置しています。

先週金曜日(3日)に改定された現行建値は「2,230円」。建値改定の基準はプラスマイナス2万円(20円/kg)であるため、本日の国内電気銅建値は「据え置き」となるか、あるいはギリギリで基準に達して「2万円(20円)の引き上げ改定」となるか、極めて微妙な判断を迫られるラインとなっています。

週明けの海外市場では、LME銅がセツルメントベースで13,310.0ドルへと小幅に反伸。さらに外国為替市場でもドルTTSが162.58円とじわり円安方向へ戻したことで、ダブルの押し上げ効果が発生し、円建て価格を押し上げる原動力となっています。


主要メタルの相場解説(7月6日現地実績)

1. 銅相場(LME銅反伸、上海も買い優勢)

  • LME銅: 現物セツルメントは前営業日(3日)比11.5ドル高13,310.0ドルと小幅ながら反伸しました。さらに、LME在庫は3,950トン減少して314,950トンへと減少。在庫の引き締まり感が相場の下支え要因として機能しています。
  • COMEX銅: 7月物のセツルメントはポンド当たり6.1780ドルと、前日の6.1145ドルから急上昇(トン換算約13,620ドル)。先物在庫は668,934トンとなっています。
  • 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは前営業日比160元高の103,110元へ反発。国内外ともに買い戻しが優勢なスタートとなりました。

2. 亜鉛・鉛相場(亜鉛が大幅反発)

  • LME亜鉛: セツルメントは前営業日比53.0ドル高3,599.0ドルへと大幅反発し、3,600ドル大台目前まで急伸。在庫も250トン減少(118,425トン)となり引き締まりを見せています。
  • LME鉛: セツルメントは前営業日比1.5ドル高1,852.5ドルと横ばい圏の微増。在庫は875トン減少し292,275トンとなりました。

3. アルミ・ニッケル相場

  • LMEアルミ: セツルメントは前営業日比25.0ドル高3,105.0ドル。在庫は3,225トンの大幅減少(295,550トン)を記録。
  • LMEニッケル: セツルメントは前営業日比50.0ドル安16,065.0ドルと唯一小幅な反落となりました。在庫は274,620トンで変わらず。

主要指標・在庫一覧(7月6日現地実績)

※データ参照元:主要外電モーニングコール(2026年7月7日付)

メタル LMEセツルメント LME円換算値 現地在庫 (t) 在庫増減 (t) 上海(SHFE) 7月物
13,310.00 ドル 2,163,940 円 314,950 t -3,950 103,110 元
亜鉛 3,599.00 ドル 585,125 円 118,425 t -250 24,430 元
1,852.00 ドル 301,179 円 292,275 t -875 15,865 元
アルミ 3,104.50 ドル 504,811 円 295,550 t -3,225 22,815 元
ニッケル 16,060.00 ドル 2,611,848 円 274,620 t 0 126,050 元
52,475.00 ドル 8,539,515 円 8,325 t -130 409,130 元

貴金属・為替・原油の動向

貴金属市場(金が4,170ドル台へ続伸)

  • 金(Gold): COMEX金(8月セツルメント)は前営業日比50.6ドル高の4,176.3ドル/オンスと大幅に続伸。ロンドン引値(3日午後ベース)でも4,164.15ドルをマークし、金高トレンドが再燃しています。
  • 白金(プラチナ): ジョンソン・マッセイ社のプラチナ建値は前営業日から27ドル下落し1,636ドル。パラジウムも4ドル安の1,286ドルと小幅な調整となっています。

為替・エネルギー環境

  • 為替: 6日の東京為替TTSは1ドル=162.58円と、前週末の162.27円から31銭のじわり円安推移。ニューヨーク為替引値も162.08〜162.09円と高止まりしており、国内円建て価格を下支えしています。
  • 原油: WTI原油先物は前営業日比0.14ドル安の1バレル=68.55ドルと微減。70ドルを下回る水準での膠着状態が続いています。

総括と本日の見通し:

週明けの非鉄市場は、LME銅の13,310.0ドルへの反伸と、TTS 162.58円への円安戻りの相乗効果により、電気銅の最新計算値は「2,240円〜2,250円」付近に位置しています。 現行建値である2,230円に対してちょうど改定臨界点(価格差プラス2万円)に差し掛かっているため、本日の建値改定は「一旦据え置き」として様子を見るか、あるいは「2万円引き上げ」を実行するかの非常に緊迫した二択となります。実務上のスクラップ買入においては、この価格変動リスクに備え、引き締まった調達スタンスを維持するのが賢明です。

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