今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/7/2】電気銅は2240円へ。LME大幅下落もTTS163.73円の超円安が下値を死守

【7月2日市況】電気銅計算値は2240円。LME銅大幅下落も、超円安「TTS 163.73円」が下値を強烈サポート

 

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本日(7/2)の国内電気銅建値指標となる足元計算値は、昨日7月1日に改定された現行建値(2,270円)から3万円引き下げの2,240円(224万円/t)を記録し、引き下げ改定が予想されます。

現地1日の海外非鉄金属市場では、利益確定売りの強まりによりLME銅が13,100ドル台へと大幅に反落しました。しかし、外国為替市場ではドル高円安がさらに進行。東京為替TTSが1ドル=163.73円と驚異的なレベルを記録したため、円建てでの価格崩落は最小限に抑えられ、計算値は2,240円で踏みとどまりました。


主要メタルの相場解説(7月1日現地実績)

1. 銅相場(LME反落も、強烈な円安アシスト)

  • LME銅: 現物セツルメントは前日比171.0ドル安13,170.0ドルと大幅下落。一方で、LME在庫は4,375トン減少の324,850トンと引き締まりを続けています。
  • COMEX銅: 7月物のセツルメントはポンド当たり6.1235ドル(トン当たり約13,500ドル)に下落。
  • 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは102,100元(前日102,340元)へ小幅続落。

2. 亜鉛・鉛相場

  • LME亜鉛: セツルメントは前日比36.5ドル安3,529.0ドル。在庫は625トン減少(119,200トン)しました。
  • LME鉛: セツルメントは1,840.0ドル(前日比5.0ドル安)。在庫は1,475トン急減(295,900トン)となっています。

3. アルミ・ニッケル相場

  • LMEアルミ: セツルメントは前日比30.5ドル安3,075.0ドルと軟調。在庫は1,900トン減少しました。
  • LMEニッケル: セツルメントは前日比100.0ドル安16,175.0ドル。在庫は210トン減少しています。

主要指標・在庫一覧(7月1日現地実績)

※データ参照元:主要外電モーニングコール(2026年7月2日付)

メタル LMEセツルメント LME円換算値 現地在庫 (t) 在庫増減 (t) 上海(SHFE) 7月物
13,170.00 ドル 2,156,324 円 324,850 t -4,375 102,100 元
亜鉛 3,529.00 ドル 577,803 円 119,200 t -625 22,395 元
1,840.00 ドル 301,263 円 295,900 t -1,475 15,825 元
アルミ 3,075.00 ドル 503,470 円 301,775 t -1,900 22,395 元
ニッケル 16,175.00 ドル 2,648,333 円 274,230 t -210 125,400 元
51,150.00 ドル 8,374,790 円 8,575 t 0 393,190 元

貴金属・為替・原油の動向

貴金属市場・外電公表値

  • 金(Gold): COMEX金セツルメントは4,068.3ドル/オンス。ロンドン引値は4,082.17ドルと、堅調な動きを継続しています。
  • 白金・パラジウム: ジョンソン・マッセイ社建値ではプラチナが1,591ドル、パラジウムが1,224ドルと、ほぼ横ばい圏で推移しています。

為替・エネルギー環境

  • 為替(ドル円): 東京為替TTSは1ドル=163.73円。前日からさらに34銭の大幅な円安が進行。この超円安の「ゲタ」が、LMEの大幅安を限界まで和らげています。
  • 原油: WTI原油先物は1バレル=68.58ドルへ下落し、70ドルの大台を下回っています。

総括:

昨日1日に電気銅建値は2,270円へと引き上げ改定されたばかりですが、LME銅が13,170.0ドルへと大きく売られたことで、足元の計算値は「2,240円」まで再急落しています。163.73円という極端な超円安環境がなければさらなる崩壊を招いていただけに、改めて為替に生かされている国内相場と言えます。この為替偏重の相場環境では、介入発生時に直撃する下落ショックを防ぐため、常に防御姿勢を保ち、慎重な買入調整を維持する必要があります。