今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/30】電気銅計算値は2250円、6月期末建値は据え置き着地。為替は依然162.7円台

【6月30日市況】電気銅計算値は2250円。本日据え置きで6月建値が確定へ。LMEは13300ドル台を維持

本日6月30日(火)の国内電気銅建値指標は、計算値が2,250円となり、現行建値(2,240円)からの「据え置き(改定見送り)」が予想されます。

これにより、激動を極めた2026年6月の国内電気銅建値は2,240円(224万円/t)で月内確定となる見通しです。 現地29日の海外非鉄金属市場は、LME銅がセツルメントベースで13,300ドル台を維持したものの、為替のわずかな円高戻しもあり、国内円建て価格は膠着状態での期末着地となりました。


主要メタルの相場解説(6月29日現地実績)

1. 銅相場(LME銅は13,300ドル台に踏みとどまる)

  • LME銅: 現物セツルメントは前日比15.5ドル高13,302.5ドル。終値は13,252.81ドル、先物終値は13,278.50ドルと、先週末の戻り歩調を維持しつつも上値の重い展開です。LME在庫は前週末から3,375トン減少し、333,100トンとなっています。
  • COMEX銅: 7月物のセツルメントはポンド当たり6.0975ドル(前日6.1440ドル)に小幅反落。当限トン換算では13,442.67ドル水準。
  • 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは前日比で上昇し、102,610元(前日101,690元)で引けました。底打ち感は見られるものの、依然として過去の高値圏からは調整された位置にあります。

2. 亜鉛・鉛相場(亜鉛は堅調、鉛は微調整)

  • LME亜鉛: 現物セツルメントは前日比31.0ドル高3,491.0ドルと堅調に推移。LME在庫は775トン減少(120,525トン)し、下値をサポートしています。
  • LME鉛: セツルメントは前日比8.5ドル安1,871.5ドルと軟調。在庫は450トン減少しています。

3. アルミ・ニッケル・錫相場

  • LMEアルミ: セツルメントは前日比3.5ドル安3,160.5ドルと、ほぼ横ばい。在庫は1,500トンの減少です。
  • LMEニッケル: セツルメントは16,455.0ドル(前日16,570.0ドル)と調整売りが優勢。LME在庫は372トン減少しました。
  • LME錫: セツルメントは前日比675.0ドル高51,000.0ドルと反伸。5万ドル大台を再び引き離す動きを見せています。

主要指標・在庫一覧(6月29日現地実績)

※データ参照元:主要外電モーニングコール

メタル LMEセツルメント LME円換算値 現地在庫量 在庫増減 (t) 上海(SHFE) 7月物
13,302.50 ドル 2,165,115 円 333,100 t -3,375 102,610 元
亜鉛 3,491.00 ドル 568,195 円 120,525 t -775 24,235 元
1,871.50 ドル 304,605 円 297,000 t -450 16,175 元
アルミ 3,160.50 ドル 514,403 円 305,225 t -1,500 22,980 元
ニッケル 16,455.00 ドル 2,678,216 円 274,434 t -372 128,300 元
51,000.00 ドル 8,300,760 円 8,560 t -40 387,640 元

貴金属・為替・原油の動向

貴金属は上値重い展開

  • 金(Gold): ロンドン引値は4,022.39ドル/オンス(前日比ほぼ横ばい)。COMEX金(7月物)引値も4,015.0ドルと、4,000ドル台を維持しているものの、ドル高圧力を嫌気した利益確定売りが続いています。
  • 白金(プラチナ): ジョンソン・マッセイ社の建値は前日から引き下げられ、1,597.0ドル。パラジウム建値は1,228.0ドルへ上昇しています。

マクロ外部環境と為替

  • 為替: 29日の東京為替TTSは1ドル=162.76円。先週末の162.90円から14銭ほど円高に戻りました。ニューヨーク引値も161.94〜161.95円と、162円の手前で小幅な円高・ドル安の調整が入っています。
  • 原油: WTI原油先物は1バレル=70.75ドル(前日比+1.52ドル)。先週末の急落から自律反発し、再び70ドル台を回復しました。

総括と6月期末の着地:

週末のLME小幅リバウンドを受け、週明け29日の計算値は「2,250円」まで引き締まりました。しかし本日30日(火)の国内電気銅相場は改定基準に届かないため、「2,240円での据え置き(改定発表なし)」が確定となりました。 これで2026年6月期の国内建値は2,240円で終了となります。 足元では為替が162円台後半で高止まりしており、実質的な円安支援が強い下支えになっています。一方でLME銅の実力としては13,300ドル台で上値の重い揉み合いが続いており、依然として「為替の不確実性(介入リスク)」を内包した不安定な期末着地と言えます。7月期入り以降も、為替当局の動きを最警戒すべき局面が続きます。

 

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