今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/26】LME急落から急回復!電気銅は一時2200円から戻し、本日据え置き濃厚

【6月26日市況】電気銅は一時2200円の奈落から2230円へ急反発!本日の国内建値は「据え置き」の可能性も

波乱の相場展開が続いています。昨日、円建て計算値ベースで一時2,200円(220万円/t)まで急転直下で落ち込んでいた国内電気銅指標ですが、足元では海外市場のショートカバー(買い戻し)等により2,230円(223万円/t)水準まで急激に押し戻されました。

昨日24日に改定された現行建値は「2,240円」であるため、現在の2,230円という計算値水準を踏まえると、本日の国内電気銅建値は一段の下げを見送る「据え置き」、あるいはごく小幅な微調整にとどまる可能性が急速に浮上しています。


激しさを増す相場展開と主要動向

1. 銅相場(一時2,200円割れ直前から一転、下値の堅さを示す)

  • LME銅の急反発: 昨日は一時、節目の下限を探るように急落。それに伴い円建て計算値も一時2,200円の大底へと引きずり込まれる緊迫した局面を迎えました。しかし、短期的売られすぎとの見方から即座に自律反発の買い戻しが入り、現在は底値圏を脱して踏みとどまっています。
  • 上海・COMEX市場: 各地で一斉に進行していた急ピッチな調整売りは、一旦の買い支えが入ったことで下げ止まりの様相を見せています。ただ、依然として直近の在庫増などの本質的な需給の緩みは意識されたままとなっています。

2. 亜鉛・鉛相場(ベースメタル全体の下げ渋り)

  • LME亜鉛: 銅の反発地合いに同調し、急激に下値を売り叩かれる局面から反転して前日の水準を引き戻す動きを見せています。
  • LME鉛: 1,900ドル大台をめぐる攻防が続いていましたが、こちらも銅の戻り足に合わせて急速に下げ幅を縮小し、底堅さを示す形となりました。

3. アルミ・ニッケル相場

  • LMEアルミ・ニッケル: 急落が続いていたアルミ、およびニッケル市場も、足元では調整一服感から下値に買いが入りやすくなっており、パニック的な売り局面は脱した印象です。

貴金属・為替・外部マクロの動向

為替は「162円台後半」の円安高止まり、介入の引き金は?

  • ドル円相場: 為替市場は依然として1ドル=162円台後半と超円安圏。これだけ相場が動いていても為替介入の実績がないため、投機的な実需の円売りが国内の金属換算値を実質的に強く持ち上げています。一時2,200円をつけた局面から現在の2,230円まで急速に戻せた背景にも、この為替相場の強力な下支え(ゲタ)効果があります。
  • 貴金属(金・白金): 先行して大幅に値を崩していた金・プラチナ・パラジウム市場も、ベースメタルの戻り歩調に伴い調整一服となっています。

総括:

昨日は一時計算値が2,200円まで沈み、国内電気銅建値の「連続引き下げ改定」が濃厚にささやかれました。しかし海外取引時間の後半にLME銅が急ピッチで値を戻し、足元の計算値は現在の建値水準(2,240円)に極めて近い2,230円まで急速に押し戻されています。このリバウンドの強さを踏まえると、本日の国内電気銅建値は下落を見送り「据え置き」で一旦様子見となる公算が高まっています。底揺れした相場の方向性を、本日も慎重に見極める必要がありそうです。

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