【6月24日市況】電気銅計算値は2250円へ急反落。LMEが13334ドルまで急落、超円安効果を押し流す
本日(6/24)の国内電気銅建値指標は、2,280円から一転、2,250円の計算値となり、大幅な引き下げが予想されます。
現地23日の海外非鉄金属市場では、マクロ経済的な先行き警戒感や利益確定の動きからLME銅が大幅に下落しました。ドル高円安トレンドは依然として継続しているものの、LME相場の急落による押し下げ圧力が勝り、国内円建て価格を引き下げる結果となっています。
主要メタルの相場解説
1. 銅相場(LME・上海)
- LME銅: 3カ月先物価格が大幅に値を崩し、一時1トン当たり13,334ドルまで急落しました。主要取引所での利益確定売りや、世界的なインフレ懸念に伴うマクロ経済の重石が上値を強く圧迫しています。
- 上海(SHFE)銅: 上海市場でも最も活発に取引されている先物契約が前日比0.29%下落し、1トン当たり104,110元付近まで軟化。国内外で軒並み調整局面を迎えています。
2. 亜鉛・鉛相場
- LME亜鉛: 前日に3,600ドル台を回復した反動もあり、本日は戻り売りに押される展開。上値が重く、ベースメタル全体の軟調な地合いに引きずされています。
- LME鉛: 大きな材料に乏しい中、他の主要メタル同様にドル高局面による利益確定売りに押され、弱含みで推移しています。
3. アルミ・ニッケル相場
- LMEアルミ: 直近の上昇から利益確定の売りに押され、上値を切り下げる動きを見せています。
- LMEニッケル: ステンレス需要の不透明感などを背景に上海在庫の高止まりが意識され、軟調な推移が続いています。
貴金属・レアメタル・外部環境の動向
貴金属・外部コモディティ相場
- 貴金属相場: 金価格は急激なドル高(円安)を受けて利益確定売りに押され、海外市場で一律下落基調となっています。プラチナ・パラジウムも上値の重い展開が続いています。
- コバルト・レアメタル: ロンドンレアメタル市場では変わらず静かな商いとなっており、コバルト、チタン、五酸化バナジウム等の指標は横ばい圏でもみ合っています。
為替・マクロ外部環境
- 為替(ドル円): 外国為替市場では一時1ドル=162円後半をうかがうなど、依然として極めて強いドル高円安のトレンドを維持しています。政府・日銀による実質的な為替介入への引き金が引かれない現状から円売りが継続していますが、今回のLME下落幅に対してはカバーしきれませんでした。
- 原油: WTI原油先物は1バレル=73ドル台半ばから後半で推移し、レンジ内の値動きとなっています。
総括:
為替市場では162円中盤〜後半を維持する「超円安」が依然として強力な下支えとして機能しているものの、LME銅が13,334ドルへと急落したインパクトがそれを大きく上回りました。この結果、本日の国内建値は2,250円への引き下げ公算が非常に高まっています。介入の緊張感が漂う為替相場とLMEの調整局面の綱引きを、引き続き注視する必要があります。