【6月23日市況】電気銅計算値は2300円へ反発。LME反伸×為替TTS 162円60銭のダブル円安効果
本日(6/23)の国内電気銅建値指標は、昨日22日に2,280円へと改定されたばかりですが、一転して2,300円の計算値となり、再び引き上げられる見通しです。
現地22日の海外非鉄金属市場では、LME銅が前日の下げから反発。さらに外国為替市場ではドル高円安が一段と加速し、東京為替TTSが1ドル=162円60銭まで下落(円安進行)したことで、国内円建て価格を強く押し上げる結果となりました。
主要メタルの相場解説
1. 銅相場(LME・COMEX・上海)
- LME銅: 現物セツルメントは前日比110.5ドル高の13,642.0ドルと反発しました。19日の在庫は2,925トン減少の349,225トンとなっています。
- COMEX銅: 7月物のセツルメントは6.3655ドル(前日6.3855ドル)と小幅に続落しています。
- 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは104,700元と、前日の104,970元からやや値を落として引けています。
2. 亜鉛・鉛相場
- LME亜鉛: セツルメントは前日比28.0ドル高の3,612.5ドルと堅調に推移。一方で、19日在庫は325トン減少(123,450トン)です。
- LME鉛: セツルメントは1,928.5ドルと、前日の1,935.0ドルからわずかに軟化。在庫は100トンの減少です。
3. アルミ・ニッケル・錫相場
- LMEアルミ: セツルメントは前日比5.0ドル高の3,405.0ドル。在庫は1,500トン減少しています。
- LMEニッケル: セツルメントは17,640.0ドルと、前日(17,590.0ドル)から小幅に値を戻しました。
- LME錫: セツルメントは前日比1,795.0ドル高の54,995.0ドルと大幅に反発しています。
主要指標・在庫一覧(6月22日現地実績)
※データ参照元:産業新聞・外電モーニングコール(2026年6月23日付)「MCメール版_3.pdf」
| メタル | LMEセツルメント | LME円換算値 | 19日在庫増減 (t) | 上海(SHFE) 7月物 |
|---|---|---|---|---|
| 銅 | 13,642.0 ドル | 2,218,189 円 | -2,925 | 104,700 元 |
| 亜鉛 | 3,612.5 ドル | 587,393 円 | -325 | 24,665 元 |
| 鉛 | 1,928.5 ドル | 313,574 円 | -100 | 16,340 元 |
| アルミ | 3,405.0 ドル | 553,653 円 | -1,500 | 24,020 元 |
| ニッケル | 17,640.0 ドル | 2,868,264 円 | -24 | 134,660 元 |
| 錫 | 54,995.0 ドル | 8,942,187 円 | -5 | 417,170 元 |
貴金属・レアメタル・外部環境の動向
貴金属市場・その他のメタル
- 貴金属相場: ジョンソン・マッセイ社のプラチナ価格は1,695ドル(前日比24ドル高)、パラジウム価格は1,276ドル(同18ドル高)と反発を見せました。ロンドン金引値も4,198.01ドルへ上昇しています。
- コバルト(カソード): 31.25 〜 32.25 ドル/ポンドで変わらず横ばいです。
為替・マクロ外部環境
- 為替(ドル円): 東京為替TTS(22日時点)は1ドル=162.60円と、前日からさらに43銭の円安が進行。ニューヨーク引値も161.54〜161.59円と高止まりしています。依然として介入への警戒感はあるものの、実需の円売り圧力が勝る展開です。
- 原油: WTI原油先物は1バレル=73.86ドルへと下落しています。
総括:
昨日の引き下げから一転、LME銅相場の反発とTTS 162.60円という容赦のない円安の進行が重なり、電気銅計算値は2,300円水準への再浮上となりました。海外市場の底堅さに加え、この歴史的な為替水準が国内建値の下値を強力にサポートする構図が続いています。