今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/22】電気銅は2280円に下落、LME反落も為替162円が支え

【6月22日市況】電気銅計算値は2280円に下落。LME銅反落も、為替が162円突入で下値をサポート

本日(6/22)の国内電気銅建値指標は、2,280円の計算値となり、前営業日(6/18)の据え置き水準(2,290円)から引き下げられる見通しです。

先週末6月19日の海外非鉄金属市場では、LME銅が大きく反落しました。しかし、国内の円建て価格においては、外国為替市場でドル高円安が急速に進行し、一時162円台に突入したことで大幅な下落が回避される形となっています。政府・日銀による為替介入への警戒感は非常に高まっていますが、現時点では未だ実施されていません。


主要メタルの相場解説

1. 銅相場(LME・上海)

  • LME銅: 現物セツルメントは前営業日比21.8ドル安13,690.20ドルへと反落しました [span_0](start_span)[span_0](end_span)。終値も13,526.62ドルまで押し下げられており、上値の重い展開です [span_1](start_span)[span_1](end_span)。一方で、LME在庫は3,575トン減少(352,150トン)しています [span_2](start_span)[span_2](end_span)
  • 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは104,970元と、前営業日の105,290元からこちらも値を下げています [span_3](start_span)[span_3](end_span)。なお、米国市場はジューンティーンスデー(祝日)のため休場でした [span_4](start_span)[span_4](end_span)

2. 亜鉛・鉛相場

  • LME亜鉛: セツルメントは前営業日比2.37ドル高3,559.33ドルと小幅に続伸しました [span_5](start_span)[span_5](end_span)。しかし、LME在庫は2,875トン増加(123,775トン)に転じています [span_6](start_span)[span_6](end_span)
  • LME鉛: セツルメントは1,980.17ドル(前営業日1,986.35ドル)へと小幅に反落しました [span_7](start_span)[span_7](end_span)。在庫は1,375トンの減少です [span_8](start_span)[span_8](end_span)

3. アルミ・ニッケル相場

  • LMEアルミ: セツルメントは前営業日から27.64ドル下落し、3,580.63ドルとなりました [span_9](start_span)[span_9](end_span)
  • LMEニッケル: セツルメントは18,086.00ドル(前営業日18,148.46ドル)へと反落し、18,100ドル台を割り込んでいます [span_10](start_span)[span_10](end_span)

主要指標・在庫一覧(6月19日現地実績)

※データ参照元:MCメール版.pdf [span_11](start_span)[span_11](end_span)

メタル LMEセツルメント LME円換算値 LME在庫増減 (t) 上海(SHFE) 7月物
13,690.20 ドル 2,194,241 円 -3,575 104,970 元
亜鉛 3,559.33 ドル 581,298 円 +2,875 24,805 元
1,980.17 ドル 313,799 円 -1,375 16,430 元
アルミ 3,580.63 ドル 551,378 円 -225 23,890 元
ニッケル 18,086.00 ドル 2,852,570 円 -90
54,326.33 ドル 8,627,444 円 -50

貴金属・レアメタル・外部環境の動向

貴金属市場・その他のメタル

  • 貴金属相場: ジョンソン・マッセイ社のプラチナ建値は1,671ドル(前日比67ドル安) [span_12](start_span)[span_12](end_span)、パラジウム建値は1,258ドル(同54ドル安)と、貴金属市場は軒並み急落しています [span_13](start_span)[span_13](end_span)。ロンドン金引値も4,151.85ドルへと値を下げています [span_14](start_span)[span_14](end_span)
  • コバルト(カソード): 31.25 〜 32.25 ドル/ポンドで横ばい推移です [span_15](start_span)[span_15](end_span)

為替・マクロ外部環境

  • 為替(ドル円): 東京為替TTS(19日時点)は1ドル=162.17円と、ついに162円台へ突入しました [span_16](start_span)[span_16](end_span)。ニューヨーク引値ベースでも161.27〜161.32円の高水準を維持しています [span_17](start_span)[span_17](end_span)。当局による実質的な為替介入が未だ実施されていないことが、一段の円安進行を許す格好となっています。
  • 原油: WTI原油先物は1バレル=76.60ドル(0.19ドル安)と、ほぼ横ばいで引けています [span_18](start_span)[span_18](end_span)

総括:

LME価格の下落だけを見れば、国内建値はさらに引き下げられてもおかしくない局面でした。しかし、為替TTSが162円台に突入した超円安効果が強烈な相殺要因として働き、結果として電気銅計算値は2,280円とわずかな下落にとどまりました。介入の「引き金」にいつ指がかかってもおかしくない緊張状態が続いており、週明けの動向からも目が離せません。