今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/19】銅LME小幅反発も為替は「161.81円」の歴史的円安!電気銅計算値は現行と同じ2,290円をがっちり堅持、本日は据え置き濃厚

 

MARKET ANALYSIS

【6/19相場】電気銅計算値は「2,290円」をがっちり堅持!LME軟調を相殺する為替「161.81円」の超円安バリア炸裂

更新日:2026年6月19日 | lets-copper.com

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昨晩の海外LME(ロンドン金属取引所)市場では、週末を前にした持ち高調整売りが優勢となり、銅の現物セツルメント価格は前営業日比124ドル安の13,612.0ドルへと小幅に反落して引けました。
しかし、国内の実務者がこの下げに慌てる必要はまったくありません。ロンドン市場での小幅な下押しを、日本の外国為替市場が誇る最強のクッションが見事に吸収してくれました。18日公表の東京TTSレートは、前日比さらに円安へと突っ込み、史上最高水準の161.81円へと突入しました。
この強烈な「円安メリット」が炸裂したことで、業界の算出基準(LME×為替+80,000円)から弾き出される足元の実質計算値は、驚くべきことに現行建値と完全に一致する**2,290円/kg(229万円/t)**を死守。本日金曜日の電気銅建値は、波乱のない穏やかな**「据え置き」**で越週となる公算が極めて高い状況です。

⚠️ 下落局面を完全に打ち消す超円安。不確実な押し目買いより「実需優先」

LME銅価格が一時的に13,600ドル台へ小幅調整したため、「やはり少し様子を見た方が良いのではないか」と仕入れの手綱を緩めようとする心理が働くかもしれません。しかし、世界の在庫状況に目を向ければ、LMEの公式銅在庫は前日からさらに1,800トンも引き抜かれ(減少)、実需のタイト感はいささかも衰えていないことが明白です。
世界のスマートインフラやデータセンターが強欲なまでに現物銅を吸い上げる大高騰期において、「安値を待つ」という待ち姿勢は、現場で部材をショートさせる最大の機会損失リスクとなります。

ただし、為替161.81円という水準は、日銀・財務省による為替介入(ドル売り)がいつ飛んできてもまったく不思議ではない「超警戒レベル」です。週末のタイミングを控えている本日こそ、買い取った銅スクラップや電線はヤード内に長期滞留させず、即日でメーカーや問屋へ全量出荷完了(即日スクエア化)させ、週末の急な為替急変動リスクを完璧にヘッジしながら、マージンを高速で確定させ続けてください!

1. 銅相場:計算値は「2,290円」。現行建値との乖離はぴったり「0円」

現地6月18日のLME公式発表における銅の現物セツルメント価格(売)は、前営業日比124ドル安の13,612.0ドル。 これに、161.81円まで大きく突っ込んだ東京為替TTSを掛け合わせたセツルメント円換算価格は2,202,558円/tを記録しました。

国内電気銅計算値 (kg換算) 2,290 円/kg
【電気銅計算公式】
(LME銅セツル: $13,612.0 × 為替TTS: ¥161.81)
+ 諸経費プレミアム: 80,000円/t (kgあたり+80円)
= 理論値:2,282,558 円/t (切り上げにより2,290,000円/t)

※海外セツル円換算価格(220.2万円)に、陸上運賃や輸入諸経費、国内製錬所までの受入プレミアムである**「+80,000円/t(kgあたり+80円)」**を厳密に合算し、10円単位に切り上げた足元の国内計算理論値は**2,290円/kg**となります。

一昨日に改定された公式建値「2,290円(229万円/t)」と比較すると、計算値との差は**「0円(乖離なし)」**。 国内価格の実勢が建値と100%合致しているため、本日の建値改定発表は高確率で「据え置き(2,290円)」で着地する見通しです。

2. 主要非鉄金属のLMEデータテーブル(6/18現地大引け実績)

産業新聞社の最新公式データシートに基づく、主要非鉄ベースメタルのセツルメント価格(現物売値)、為替円建て換算、およびLME公式在庫の最新増減データ一覧です。

金属種 現物売(セツルメント) 円換算(円/トン) 17日時点在庫 (増減)
銅 (Copper) $13,612.00 2,202,558 円 355,725 t (▲1,800)
アルミ (Aluminum) $3,402.00 550,478 円 315,525 t (▲1,000)
ニッケル (Nickel) $17,770.00 2,875,364 円 276,306 t (▲96)
亜鉛 (Zinc) $3,565.00 576,853 円 120,900 t (▲1,475)
スズ (Tin) $53,455.00 8,649,554 円 9,020 t (▲5)

【アルミ:円安効果でトン55万円をがっちり維持】
アルミの現物セツルメント価格は前営業日の3,405.5ドルから小幅に売られ、3,402.00ドル(円換算ベース:550,478円/t)へ。海外でのじり安に対して、為替161.81円による国内底上げが機能し、55万円の大台を維持しています。在庫高も昨日からさらに1,000トンの引き出しとなっており、逼迫感に支えられた底堅い基調は崩れていません。

【スズ:53,000ドル台中盤での調整局面】
スズの現物セツルメント価格は前日の55,400.0ドルから調整売りに押され、53,455.00ドル(円換算ベース:約864.9万円/t)へと値を落としました。利益確定の流れにさらされたものの、在庫推移は5トンの微減とほぼ横ばいで推移。中長期的な需給ファンダメンタルズの堅調さは今なお強力です。

【亜鉛:セツルは3,565ドルも、終値ベースは3,633ドルへ爆騰】
亜鉛のセツルメントこそ3,565ドルで引けましたが、ロンドン大引け終値は3,633.52ドルと強力に買い戻されています。LME在庫も前営業日比で1,475トンもの大幅引き出しとなっており、一転して強いショートカバーが発生。週明け以降のさらなる上値追いに警戒が必要です。

 

3. 実務担当者の週末対策:介入への備えと「週またぎ」在庫の回避

本日の国内電気銅建値は、現行最高値圏である「2,290円/kg」で**「据え置き」**が確定的な見通しです。

週末の金曜日を迎えましたが、TTS 161.81円という歴史的な超円安水準は、いつ政府・日銀によるドル売り円買い為替介入が断行されても全く不思議ではない極限状況です。万が一、土日や週明け早朝に覆面介入が実施された場合、国内価格が急転直下する巨大な危険性をはらんでいます。
本日仕入れた各種ベースメタルスクラップは、「週末に在庫を1キロたりとも残さず、本日のうちに速やかに問屋や製錬メーカーへ出荷引き渡しを完了させ、ポジションを完璧なスクエア(フラット)にして週越しする」安全優先の取引を徹底してください。

※本記事の内容は市況データの一般的な共有を目的としたものであり、特定の取引を推奨・勧誘するものではありません。

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