今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/18】電気銅計算値は2300円、本日国内指標は「据え置き」予想。LME銅は反発も、上海・貴金属はまちまちな動き

【6月18日市況】電気銅計算値は2300円、本日国内指標は「据え置き」予想。LME銅は反発も、上海・貴金属はまちまちな動き

本日(6/18)の国内電気銅建値指標は、2,300円の計算値となり、前日からの「据え置き」が予想されます。

前日の海外非鉄金属市場は、LME銅がセツルメントベースで前日比プラスとなったものの、為替の円高方向への振れや、他市場でのまちまちな動きが相殺し合う形となりました。以下に、主要な相場動向を詳しく解説します。


主要メタルの相場解説

1. 銅相場(LME・COMEX・上海)

  • LME銅: 現物セツルメントは13,682.0ドルから13,708.5ドルへと26.5ドル上昇しました [cite: 1]。前日終値も13,763.45ドル、先物終値は13,814.50ドルと堅調に推移しています [cite: 1]
  • COMEX銅: 7月物の引値は6.3255ドル/ポンド(当限トン換算で14,289.24ドル) [cite: 1]。在庫量は650,414トンとなっています [cite: 1]
  • 上海(SHFE)銅: 7月物セツルメントは105,290元と、前日(104,970元)から反発 [cite: 1]。ただ、直近(6月12日時点)の上海在庫は前週比で18,735トン増の188,247トンと積み上がっており、上値を抑える要因として意識されています [cite: 1]

2. 亜鉛・鉛相場

  • LME亜鉛: セツルメントは3,550.0ドルから3,556.96ドルへわずかに上昇 [cite: 1]。在庫は2,175トン減少(122,375トン)しており、需給の引き締まりが意識されます [cite: 1]
  • LME鉛: セツルメントは1,986.35ドル(前日1,956.0ドル)へと大きく上昇しました [cite: 1]

3. アルミ・ニッケル・その他の相場

  • LMEアルミ: セツルメントは3,608.27ドルと、前日の3,359.0ドルから大幅に値を上げています [cite: 1]。在庫は1,475トン減少しました [cite: 1]
  • LMEニッケル: セツルメントは18,148.46ドル(前日17,630.0ドル)と大幅反発 [cite: 1]。一方で、上海在庫は前週比6,704トン増(94,375トン)と増加傾向が続いています [cite: 1]

主要指標・在庫一覧(6月17日現地実績)

※データ参照元:MCメール版.pdf [cite: 1]

メタル LMEセツルメント LME円換算値 LME在庫増減 (t) 上海(SHFE) 7月物 上海在庫前週比
13,708.50 ドル 2,217,815 円 +525 105,290 元 +18,735
亜鉛 3,556.96 ドル 579,964 円 -2,175 24,675 元 +1,035
1,986.35 ドル 314,040 円 -25 16,425 元 +3,023
アルミ 3,608.27 ドル 549,852 円 -1,475 23,890 元 +4,394
ニッケル 18,148.46 ドル 2,877,217 円 +528 135,800 元 +6,704
54,480.00 ドル 8,944,884 円 +315 422,920 元 -2,287

貴金属・レアメタル・外部環境の動向

貴金属市場は軟調

  • 金(Gold): COMEX金(8月物)の引値は1,754.5ドル/オンス、セツルメントは1,796.1ドルと前日比で一段安 [cite: 1]。ロンドン現物(16日午後)も4,335.80ドルと冴えない動きです [cite: 1]
  • 白金族: NYMEXプラチナ(7月物)引値は1,727.0ドル [cite: 1]。パラジウム(9月物)は1,326.50ドルと、ともに前日セツルメントを下回りました [cite: 1]

レアメタル価格(ロンドン公表値)

  • コバルト・カソード: 31.25 〜 32.25 ドル/ポンド [cite: 1]
  • スポンジチタン: 12.00 〜 13.00 ドル/キロ [cite: 1]
  • 三酸化モリブデン(欧州産): 30.00 〜 30.50 ドル/Mo純分 [cite: 1]

為替・外部マクロ環境

  • 為替: ニューヨーク為替引値は1ドル=160.35〜160.38円 [cite: 1]。東京TTS(17日時点)の161.46円からやや円高・ドル安方向に振れたことが、円建て銅価格の上昇を打ち消す一因となりました [cite: 1]
  • 株式・原油: NYダウ平均は507.12ドル安の51,492.55ドルと反落 [cite: 1]。WTI原油先物は0.74ドル高の76.79ドル/bblと小幅続伸しています [cite: 1]

総括:

LME市場では銅をはじめベースメタルが軒並みプラス圏で引けましたが、為替が160円台前半へと円高方向に推移したため、国内の円建て計算値(2,300円)は前日の指標水準にピタリと収まる形になりました。本日の国内建値は一息入れる「据え置き」の公算が極めて濃厚です。