【6/12相場】LME反発&為替は「161.61円」!電気銅計算値は現行建値と完全に一致する「2,250円」、本日の相場は『据え置き』が濃厚
更新日:2026年6月12日 | lets-copper.com
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昨日6月11日、国内電気銅建値は前回比10円引き下げとなる2,250円/kg(225万円/t)へと改定されました。そんな中で迎えた昨晩の海外LME(ロンドン金属取引所)市場では、前日の有事のドル高に伴う急激な下押しが一服し、銅セツルメント価格は前日比50ドル高の13,420.0ドルへと底堅く反発。
この小幅な海外反発に追従するように、外国為替市場では東京為替TTSレートが161.61円とさらに円安が加速しました。
これに伴い、当ブログで適用している「LME×TTSに+80,000円」の建値計算公式から算出される最新の足元理論値は、ぴったり現行価格と同じ**2,250円/kg(225万円/t)**となっています。本日の相場は週越しを前に穏やかな**「据え置き」**となる公算が極めて高い情勢です。
⚠️ 下落局面を打ち消す超円安。不確実な押し目買いより「実需優先」
世界的な地政学リスクに起因する有事のドル高によって、海外のメタル相場は一時的な下押しを経験しました。しかし、国内においては「161.61円」という強烈な為替TTSの円安バリアがクッションとなり、円換算の国内価格は**2,250円/kg**と極めて頑強な価格帯をがっちり維持しています。
昨晩もLME銅在庫が **2,275トン急減**(残り36万7,300トン)している事実が示すように、現場の実需需要はまったく衰えていません。
ただし、為替161.61円は政府・日銀による覆面介入がいつ発動されてもおかしくない臨界点です。週末のタイミングを控えている今日こそ、買い取った銅スクラップや電線はヤード内に滞留させず、即日でメーカーや問屋へ出荷(ポジションのスクエア化)を徹底し、週またぎの暴落リスクから身を守る防衛策を徹底してください!
1. 銅相場:計算値は「2,250円」。現行価格との乖離は「0円」
現地6月11日のLME公式発表において、銅の現物セツルメント価格(売)は前営業日比50ドル高の13,420.0ドル。 これに、東京為替TTSの161.61円を掛け合わせたセツルメント円換算価格は2,168,806円/tとなりました。
(LME銅セツル: $13,420.0 × 為替TTS: ¥161.61)
+ 諸経費プレミアム: 80,000円/t (kgあたり+80円)
= 理論値:2,248,806 円/t (切り上げにより2,250,000円/t)
※海外セツル円換算価格(216.8万円)に、国内の実質経費やプレミアムとなる**「+80,000円/t」**を正確に加算し10円単位に切り上げた、本日の国内計算理論値は**2,250円/kg**となります。
昨日6月11日に改定された公式建値である「2,250円(225万円/t)」と比較すると、計算値との差は**「0円」**。 完全に価格が釣り合っている状態のため、本日の国内価格発表は「据え置き(2,250円)」で着地する公算が極めて高い情勢です。
2. 主要非鉄金属のLMEデータテーブル&COMEX銀動向(6/11現地実績)
ロンドン現地11日発表の最新公式データに基づいた、各ベースメタルの現物売(セツルメント)価格、円建て換算価格、およびLME公式在庫の推移一覧です。
| 金属種 | 現物売(セツルメント) | 円換算(円/トン) | 10日時点在庫 (増減) |
|---|---|---|---|
| 銅 (Copper) | $13,420.00 | 2,168,806 円 | 367,300 t (▲2,275) |
| アルミ (Aluminum) | $3,498.50 | 565,393 円 | 322,000 t (▲2,825) |
| ニッケル (Nickel) | $17,440.00 | 2,818,478 円 | 274,152 t (▲558) |
| 亜鉛 (Zinc) | $3,468.00 | 560,463 円 | 109,475 t (▲100) |
| スズ (Tin) | $52,395.00 | 8,467,556 円 | 8,890 t (▲30) |
【アルミ:在庫急減が底固さをサポート】
アルミ現物セツルメント価格は3,498.50ドル(円換算ベース:565,393円/t)と、前日の3,489ドルからわずかに反発して引けました。LME公式在庫は昨日もさらに**2,825トンの急減**を記録。32.2万トンまで絞り込まれており、現物の供給タイト感は一段と深刻化しています。
【スズ:52,000ドル台を盤石に維持】
スズの現物セツルメントは前日から反発し、52,395.00ドル(円換算ベース:約846.7万円/t)。在庫は前日からさらに30トン引き出されており、世界的な半導体関連や電子基板向けのはんだ重要を反映して強気な相場を保っています。
🌟 【貴金属・特別解説】銀(シルバー)相場も歴史的高騰トレンドを維持
有事のインフレ懸念と工業用(太陽光パネルや車載エレクトロニクス、生成AI用ハンダ)の爆発的需要を背景に、銅と同様にインフレ資金の流入が著しいのが**銀相場**です。
現地11日のCOMEX(ニューヨーク)銀現物セツルメントは、前日の64.599ドルから僅かに調整したものの、63.985ドル/トロイオンス(大引け終値63.885ドル)と超高値圏を維持しています。LME倉庫内のシルバー在庫も極めてタイトに推移しており、金(ゴールド)の上昇と同期しながら工業メタルとしても投資マネーを引き寄せる強力なモメンタムが健在です。
3. 実務担当者の週末対策:介入への備えと「週末の在庫スクエア化」
本日の国内電気銅建値は、昨日改定された「2,250円/kg」で**「据え置き」**となる公算が極めて高い状況です。
週末の金曜日を迎えましたが、東京為替TTS 161.61円という歴史的超円安は、いつ政府・日銀がドル売り介入(覆面介入)を実行してもまったく不思議ではない「高電圧の臨界警戒域」にあります。万が一、土日や週明け早朝に不意の介入が実施された場合、国内価格が急転直下する危険性をはらんでいます。
本日仕入れた電線、スクラップ、各種ベースメタル類は、「週末に在庫を持ち越さず、本日のうちに速やかに問屋や製錬メーカーへ出荷引き渡しを行い、ポジションを完璧にスクエア(フラット)にして週越しする」という、安全運用を徹底していただくよう推奨いたします。