今日の銅相場を教えてよ

非鉄金属のプロが相場を説明

【2026/6/10】SNSのご案内&電気銅計算値は「2,290円」へ再上昇!LME13,716ドル反発×為替161.32円で本日中に「+30円」改定の可能性大!

 

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MARKET ANALYSIS

【6/10相場】電気銅計算値は「2,290円」へ!本日+30円改定の可能性が極めて濃厚。LME反発&為替161.32円が放つ強気の熱量

更新日:2026年6月10日 | lets-copper.com

いつも当ブログ「レッツカッパー!」をご覧いただきありがとうございます。
昨日の本ブログにて「今日はお願いだから据え置いてくれ」と願った通り、週明け月曜日の大幅改定(2,260円)の余波もあり、昨日は無事に「据え置き」となりました。しかし相場の神様は、実務担当者にのんびりする時間を与えてはくれないようです。
昨晩9日の海外LME(ロンドン金属取引所)市場は、一時的な調整売りをこなして現物セツルメント価格が13,716.0ドルへと反発。さらに東京外国為替市場のTTSレートも、大台超えの161.32円と超高値圏をがっちりキープしています。
この結果、当ブログ標準の計算公式(LME×為替+80,000円)から算出される最新の国内電気銅計算値は**2,290円/kg**まで切り上がりました。現行建値(2,260円)との差は+30円(+3万円/t)。本日中、または週内のタイミングで、**プラス30円の価格引き上げ改定が入る可能性が極めて濃厚**な状況です。

⚠️ 銅の仕入れを「待つべきではない」理由:実需に直結するタイトな在庫動向

昨日一時的に下がったのを見て、「もう少し下落を待ってから仕入れをしよう」と手綱を緩めた買い手側は、今日の計算値2,290円への上振れを見て後悔しているかもしれません。現在、ロンドン市場における銅在庫は前日からさらに4,125トン減少の37万2,650トン。この強烈な実需引き出しが価格の下値を極めて強固に保護しています。

世界トップ級の投資銀行が銅価格のターゲットを15,000ドルに引き上げているインフレ環境において、「下がったら買う」という待ち姿勢は、現場での『部材不足』や『機会損失』を招く最大の経営リスクです。161.32円という為替水準は、依然として政府介入の引き金に指がかかっている緊迫ゾーンですが、必要なものは必要な時に素早く仕入れ、即日で製品化・出荷して利確を重ねる「超高速回転」で対応するのが唯一無二の正解です。

1. 銅相場:計算値は「2,290円」。現行建値より「+30円」乖離で本日改定か

現地6月9日のLME公式発表において、銅の現物セツルメント価格(売)は前日比75ドル高の13,716.0ドルへと急反発。 これに、東京為替TTSの161.32円を掛け合わせたセツルメント円換算価格は2,212,665円/tとなりました。

国内電気銅計算値 (kg換算) 2,290 円/kg
【国内電気銅計算公式】
(LME銅: $13,716.0 × 為替TTS: ¥161.32)
+ 諸経費プレミアム: 80,000円/t (kgあたり+80円)
= 理論値:2,292,665 円/t (切り上げにより2,290,000円/t)

※海外セツル円建て価格(221.2万円)に、海上運賃、金利、国内製錬所引き渡しプレミアムとして**「+80,000円/t(kg当たり+80円)」**を正確に加算すると、算出理論値は2,292.6円となり、10円刻みの切り上げによって計算値は**2,290円/kg**となります。

一昨日に改定された現行建値「2,260円」と比較すると、乖離幅は**「+30円(+3万円/t)」**に達しています。JX金属等のメーカー各社は、相場のトレンドが強いと判断すれば3万円幅でも躊躇なく引き上げ改定を行うことが多いため、本日中に「2,290円(+30円)」への改定が実施される公算が非常に高いです。

2. 主要非鉄金属のLMEデータテーブル(6/9現地大引け実績)

ロンドン現地9日発表の公式データに基づく、主要ベースメタルの現物売(セツルメント)価格、円建て換算、および在庫推移状況の一覧です。

金属種 現物売(セツルメント) 円換算(円/トン) 08日時点在庫 (増減)
銅 (Copper) $13,716.00 2,212,665 円 372,650 t (▲4,125)
アルミ (Aluminum) $3,608.00 582,043 円 327,750 t (▲3,200)
ニッケル (Nickel) $17,930.00 2,892,468 円 274,848 t (+630)
亜鉛 (Zinc) $3,576.00 576,880 円 110,400 t (▲250)
スズ (Tin) $53,060.00 8,559,639 円 8,970 t (▲50)

【アルミ:海外価格下落も、強固な在庫減が下支え】
アルミの現物セツルメントは前日の3,669.50ドルから3,608.00ドルへと軟化。国内円換算価格は582,043円/tと60万円の大台をやや下回る水準へ調整しています。一方でLME在庫は前日から3,200トン急減しており、強烈な実需引き合いは衰えていません。押し目を消化した後の再上昇が確実視されています。

【スズ:53,000ドル台へ力強く再反発】
スズの現物セツルメント価格は前日の51,850ドルから再び買い直され、53,060.00ドル(円換算:8,559,639円/t)へ大きく上昇。在庫も50トンのマイナスを維持しており、半導体関連や電子基板向けはんだ需要の高まりを背景とした中長期の強気基調が再確認された形です。

【ニッケル:18,000ドル割れも在庫増加でやや軟化】
ニッケル現物セツルメントは前営業日比で値を下げ、17,930.00ドル(円換算:2,892,468円/t)へ。今回のベースメタルの中では唯一LME在庫が630トン増加しており、在庫増が売り手の材料視となりました。

 

3. 実務担当者の在庫戦略:高値改定に備えるスピード調達

本日の電気銅実質計算値(2,290円)は現行建値より30円高いため、本日中に上乗せ改定となる可能性が極めて濃厚です。

仕入れの現場においては、この「+30円(+3万円/t)の引き上げ」は、昨日までに安く買い叩けたヤードにとっては絶好の売却チャンスです。 一方で、為替が161円台の高止まりを継続している以上、いつ日銀・財務省の「緊急円買い介入」が炸裂してもおかしくない極限状態であることには変わりありません。 週の半ばの立ち回りとしては、「改定後の強気な単価でスクラップを素早く集荷し、買取ったその日のうちにメーカーや一次ディーラーに売却完了(ポジションをスクエア化)して確実にマージンを守り抜く」スマートな運営を徹底してください。

※本記事の内容は市場情報の一般的な共有を目的としており、特定の取引を推奨・勧誘するものではありません。

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