【6/6相場】LME銅は13,700ドル台へ下落も、為替は超円安「161.04円」へ!電気銅計算値は2,290円維持で、今こそ「実需買い」を貫くべき理由
更新日:2026年6月6日 | lets-copper.com
いつも当ブログ「レッツカッパー!」をご覧いただきありがとうございます。 5月最終週の電設工業展での熱狂から一転、今週の非鉄金属相場は強烈な値動きの荒波に揺さぶられました。現地5日のロンドン金属取引所(LME)市場では、急速な利確売りに押されて銅現物セツルメントは前日の13,872.0ドルから141ドル下落し、13,731.0ドルで着地(終値は13,490.32ドル)。 しかし、それを相殺したのが外国為替市場です。東京TTSレートはついに大台を突破する161.04円をマーク。この超円安の防波堤により、国内電気銅計算値は**2,290円/kg**と、2,300円目前の高値水準をがっちりと守り抜きました。
📢 相場下落時こそブレない。「下がったら買おう」という待ち姿勢は命取りに!
LMEが13,700ドル台へ調整安となったのを見て、「よし、もっと下がるまで仕入れを待とう」と考えた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、昨日お伝えしたように、世界トップの投資銀行は1年以内のターゲット価格を**15,000ドル**(現在の為替なら国内建値2,500円水準)へ引き上げています。中長期の圧倒的な供給タイト感が約束されている今、足元の一過性の調整幅(数万〜十数万円/t)を狙って調達をストップすることは、現場に致命的な「部材不足」や「機会損失」を招く最大のリスクです。
結論として、「銅の買い時は待つべきではない。必要なものは、必要な時にすぐに買うべき」です。一喜一憂して買いタイミングを測るより、今の161円という歴史的円安が下支えする現実を受け止め、実需に合わせて素早く回転させる経営こそが、激動のインフレ期を勝ち抜く絶対の防衛策です。
1. 銅相場:LME 13,731.0ドル & 東京TTS 161.04円で「2,290円」を算出
現地5日のLME公式発表における、銅の現物セツルメント価格(売)は13,731.0ドル。 これに対し、東京外国為替市場のTTSレートは161.04円と、ついに161円の大台を突破。セツルメント価格をそのまま円換算すると、トンあたり2,211,240円をマークしています。
= 円換算価格:2,211,240 円/t
※この円換算セツルメントに、国内プレミアム(引き渡し諸経費・製錬手数料など)を加算した実質的な国内電気銅の指標計算値は、前回の2,320円から小幅下押しされるものの、2,290円/kgと底堅い推移を維持しています。
2. 主要非鉄金属のLMEデータテーブル(6/5現地大引け実績)
ロンドン現地5日の公式データに基づいた、主要非鉄金属の各種指標および円換算、在庫状況の一覧です。
| 金属種 | 現物売(セツルメント) | 円換算(円/トン) | 4日時点在庫 (増減) |
|---|---|---|---|
| 銅 (Copper) | $13,731.00 | 2,211,240 円 | 379,225 t (▲750) |
| アルミ (Aluminum) | $3,736.00 | 601,645 円 | 333,200 t (▲2,000) |
| ニッケル (Nickel) | $18,545.00 | 2,986,487 円 | 274,236 t (±0) |
| 亜鉛 (Zinc) | $3,575.00 | 575,718 円 | 110,950 t (▲950) |
| スズ (Tin) | $54,000.00 | 8,696,160 円 | 9,020 t (+260) |
【アルミ:円安効果でトン60万円を死守!】
アルミセツルメント価格は3,736.00ドル。海外価格はやや落ち着きましたが、161.04円という超強気なTTS為替レートが加算されたことで、国内円換算価格は601,645円/tをがっちり維持。在庫も2,000トン減少しており、実需の調達圧力は週末も衰えていません。
【スズ:54,000ドルで調整も依然高値】
スズの現物セツルメントは54,000.00ドル(円換算ベース:約869万円/t)へ小幅調整しました。一時の暴騰局面から息を整える形ですが、世界的なスマートデバイスやデータセンターの新規建設計画は拡大の一途を辿っており、高止まりの基調は揺らぎません。
【ニッケル:18,545ドルへ底堅くレンジ内もみ合い】
ニッケル現物セツルメントは18,545.00ドル。在庫増減は「0」と横ばい。EV(電気自動車)需要の踊り場を背景に買いの勢いは穏やかですが、流通在庫の逼迫感がこれ以上の値崩れをブロックしており、安定した下値支持線を形成しています。
3. 実務担当者の週末対策:為替161円突破による最大級の介入警戒
今週最後の数字として、為替TTSが161.04円へ突入したことは、仕入れ・販売を担うプロにとって最大級の心理的サスペンスを与えています。161円台は、日本政府による「いつ為替介入が飛んできても全くおかしくない、超高電圧な地雷原」です。
このため、週明けも「長期保有の在庫は極力持たない」というリスク管理の絶対則は変わりません。ですが、中長期の15,000ドルシナリオがある以上、安くなるのを待つこともできません。 「実需に必要なものは、今必要なタイミングで素早く仕入れ、入荷したら週をまたがずに即日出荷・引き渡しを行い、常にポジションをスクエアに保つ」。 これこそが、乱高下相場の中でマージンを確実に守り抜き、かつ介入時の急な暴落から会社を安全に防衛する唯一のスマートな選択肢です。
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